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文化遺産の記録CONCEPT




アイン・ダーラ神殿の3Dモデル

アイン・ダーラ神殿は、紀元前1千年紀から現存するシリア・ヒッタイト(新ヒッタイト)の彫刻で有名です。2018年にこの神殿が破壊され、美しい建築物や彫像の多くが失われてしまいました。アイン・ダーラ遺跡は、シリアの歴史を知る上で重要な遺跡なので、神殿の情報を収集して被害を推定し、デジタルアーカイブと図面を作成し、神殿が破壊される前後の3Dモデルを再構築することです。
























シリア・アラブ共和国における文化遺産保護国際貢献事業

シリア各地の文化遺産は、戦闘により被災したり、博物館や遺跡から略奪盗掘にあい密売されたり、あるいはISによって故意に破壊されるなど、極めて深刻な状況に陥っている。これらの行為から文化遺産を守るために、文化遺産自体を正確に記録し、当該国の人々に文化遺産の重要性を啓蒙し、人々自身が持続的な保護活動を行うことのできる具体的支援を継続することを目的として本事業は活動している。具体的な支援の内容として、1) シリア文化遺産解説本の配布と教育 2) 文化遺産の記録・公開 3)文化遺産の保全・保護マニュアルの作成と配布・公開 を通じてシリア文化遺産の保全、保護を促進している。本事業は文化庁の文化遺産保護国際貢献事業の一環として、2015年より活動を続けている。


2011年にユネスコの世界遺産に指定され、2013年に危機遺産に指定された「シリア北部の古代村落群」のデジタルデータを収集して、3Dイメージを作成している。現在、空爆や砲撃によって破壊の危機にある「シリア北部の古代村落群」には、3世紀~7世紀のローマ・ビザンツ時代の集落が広がっている。特にこれらの遺跡が擁する初期教会群は歴史的にも極めて貴重であるため、正確に記録することは、万が一破壊された時の復元にとっても、重大な意味を持っている。


al-Bara遺跡の教会の3Dイメージ

al-Bara遺跡の教会の3Dイメージを作成しました。


出版物:A Series of Photogrammetry for Protection of Syrian Cultural Heritage Ancient Villages of Northern Syria Vol. 2 al-Bara [PDF]




al-Bara 3D al-Bara 3D al-Bara 3D




Qalb Lozeh教会の3Dイメージ

Qalb Lozeh教会の3Dイメージを作成しました。



出版物:A Series of Photogrammetry for Protection of Syrian Cultural Heritage Ancient Villages of Northern Syria Vol. 1 QALB LOZEH [PDF]


Qalb Lozeh 3D Qalb Lozeh 3D




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